【プレデタープロスタッフに聞く】吉岡正登:『Blak 4-5』+『REVO 12.9』で掴んだ世界3位
こんにちは、プレデタージャパンです。
今回は2019年7月にラスベガスで行われた『プレデター 10ボール世界選手権』で3位入賞を飾った吉岡正登(よしおか まさと)プロのキューを紹介します。
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2017年6月にプレデタープロスタッフとなった吉岡プロ。
現在使っているキューはこちら。
プレーキュー:Blak 4-5(シャフトはREVO 12.9)
ブレイクキュー:BK RUSH
ジャンプキュー:AIR 2
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この中でも一番新しいものはプレーキューの『Blak 4-5』。以前吉岡プロは『IKON 3-5』を使っていましたが、2019年6月にBlak 4-5に変更。シャフトは2年前から使っていたREVO 12.9をそのまま使っています。このBlak 4-5のバットとREVOシャフトの組み合わせで、1ヶ月後、2019年7月にラスベガスで行われた『プレデター 10ボール世界選手権』で快進撃を見せました。
「Blak 4-5を選んだのにはいくつか理由がありますが、まずはデザイン性に富んでいること。プロならやっぱり派手なキューを使って活躍するのがカッコイイというのが僕の考えです。世界のトップ達も豪華なキューを使っていますしね。Blak 4-5はこのシリーズの中では一番インレイが細かくて綺麗ですし、エボニー(黒檀)ベースなので、黒いREVOシャフトとのマッチングもすごく良い。ほとんど即決っていう感じでした」
Blak 4-5を手にした吉岡プロがまずしたこと。それは、重量バランスをそれまで使っていたバット(IKON 3-5)に近付けて、スムースに移行出来るようにしたことでした。新旧のキューともにジョイントはユニロック。タップも同じものを着けて、打感やバランスで違和感を覚えることがないよう気を使ったそうです。
「一か所、大きく変わったのはグリップ部です。僕は何も巻かれてないグリップが好きな『ノーラップ』派で、前のバット(IKON 3-5)もノーラップでした。でも、Blak 4-5はグリップ部が『Leather Luxe』、つまり革です。どんなものだろう……と思っていましたが、使ってみると手に吸い付くような感触があり、高いグリップ性を発揮してくれてすごく気に入っています。これは嬉しい驚きでした」
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シャフトは約2年前からREVO 12.9を使用。使い始めた当初は「トビ(横のスピンを使った時の手球のズレ)がかなり少ない」というREVOの特性にすんなりとは合わせられなかったそうですが、今はすっかり慣れたと言います。
「REVOを初めて手にした時からフィーリングは良かったですし、思ったほど違和感なく木のシャフトから移れました。ただ、それまで使っていたシャフトとはトビの感覚がだいぶ違ったので、そこだけ対応に時間がかかりましたね。でも、このパワー感はやっぱりすごい。手球をポーンと撞くとすぐ的球に到達する感覚があります。だから、押し球も引き球もすごくやりやすいです。このパワーはそのままBK RUSHにも生かされていると思います。それと、木のシャフトだと何年か使い続ければ痩せたり変質したりすると思いますが、REVOはカーボンなので劣化知らず。湿度の変化に影響されないし、耐久性も高い。そういうところも特長だと思います」
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日本とはまるで異なる気候のラスベガス。
そして、初めての会場、初めてのテーブル、初めてのボール。百戦錬磨のワールドトッププロたちも慎重にならざるを得ない状況で、吉岡プロが持ち味であるオフェンシブでテンポのいいプレーを大会を通して展開出来たのには、「道具に助けられたところも多い」と振り返ります。
「ほんとに日本ではまず見られない舞台とプレー環境でしたね。特にベスト8と準決勝が行われたTVアリーナのテーブルコンディションは初めて経験するものでした。優勝まではあと2回勝たなければいけなかったですから、反省点も色々ありますが、道具に助けられ、道具を信頼することで大会を乗り切れたと思いますし、あの時の自分としては満足行く結果です。偶然ですけど、プレデターの冠が付いている大会で上位に行けたのは良かったなと(笑)。今後なるべく早くプレデターキューで頂点に立てるようになりたいですね」
吉岡プロ、ありがとうございました。
本ブログではいずれ別のプロにもご登場いただく予定です。お楽しみに。