見越しの練習
トニー・ロブレスにプレデターシャフトを使った捻りの極意を学ぶ
プレイヤーとして、また講師として、50%以上のショットは見越しを知らないことによって失敗しているということ、失敗を重ねたプレイヤーはスピンを避けるという悪循環に陥ること、を学びました。スピンを使わないことは、ポジションプレーを制限し、技術の向上を止めてしまいます。プレデターシャフトを使いこなすこつは、異なるスピードで撞き分ける実験をすることです。3142またはZ2では、スピードによって手球と的球の反応が変わるのを感じることができるでしょう。
3142とZ2の見越しの違い
3142シャフトは、個人的にも気に入っており、見越しは必要だが的球の行方の方が気になるというプレイヤーに適しています。このシャフトを使えば、ポケット中心に的球のねらいを定めてから、キューを引いた時の手の位置を調整または回転させ、飛びを相殺させることができます。ノーマルシャフトでは、的球をポケットの外にねらわなくてはならず、キューを引いた時の手の位置も調整しなくてはならず、やることが多すぎます。3142は、的球をどこにねらっているかが明確ですし、またねらった通りに進んでくれるので、大きな自信を与えてくれます。Z2シャフトは、あまり見越さずにスピンをかけたいというプレイヤーに適しています。私はこれをミラクルシャフトを呼んでいます。3~4フィートの距離であれば、どれだけのスピンを加えても、ポケットの真ん中にシュートすることができ、ズレは全くありません。このシャフトがプレイヤーのレベルを引き上げるものであることは、一瞬で分かりました。
トニーのディフレクションドリルでトビの仕組みを学ぼう
見越しを身につけるには、以下に図示された配置を練習して下さい。Z2シャフト、3142シャフト、従来のシャフトを使った場合の撞点と的球のコースが示されています。手球の望ましいコースはおよそのものであり、使っているシャフトによって多少の違いはあります。上達に合わせて、手球と的球の距離を変えながら同じ配置を練習しましょう。5~6フィートの距離になると、見越しが必要となり、的球をポケットよりもレール寄りにねらう必要があります。
見越しのドリル:手球の左上をねらい、左方向へのひねりと右方向への飛びを確認する。
見越しのドリル:手球の右上をねらい、右方向へのひねりと左方向への飛びを確認する。