キューの基礎知識と選び方

Posted 8/5/2019 in レッツビリヤード, 用品について

キューの基礎知識と選び方

~これからビリヤードを始める人・始めたばかりの人に向けて。その1~

*9ボール世界チャンピオン & US オープンチャンピオンのジョシュア・フィラー(プレデターキュー使用プロ)

 

はじめまして、こんにちは! 
プレデタージャパンです。

これから本ブログを通じて、キューにまつわる様々な情報・知識・テクニックや、プレデタージャパンの商品情報・企業活動などについて発信していきます。

まず今回は、これからビリヤードを始める人や、始めたばかりの人に向けて、「ビリヤードキューとは何か」、「どうやってマイキューを選べばよいか」という基本的なことを述べていきます。

 

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◯ビリヤードキューとは?

ビリヤードをプレーするためになくてはならない道具、「キュー」。
現在の1本の丸棒状になったのは18世紀末と言われています。それ以前は棒の先端が四角いヘラ状になっていて、その部分を滑らせるようにして球を押し出すような使い方をしていたとされています。

 

*昔の形状のキュー。長崎の出島にて

 

現代のキュー(ポケットビリヤードキュー)は、長さは150cm弱で、重さは550g前後。後端から先端にかけて徐々に細くなっていく「円錐状」になっています。以前は完全に1本の棒(ワンピース)でしたが、19世紀後半から2つに分割出来るようになりました。現在市販されているキューのほとんどが、中央部のネジで2つに分割できるようになっていて、持ち運びがしやすくなっています。ビリヤード場には「ハウスキュー」「貸しキュー」という備え付けのキューがあり、誰でも利用可能です。ビリヤードが楽しくなってきたり、上達を目指すようになると、自分専用のキュー、つまり「マイキュー」が欲しくなってきます。キュー選びのポイントは次回以降で述べますが、以下の「キューの各部の名称」を覚えておくと、購入時や使用時に何かと役に立つでしょう。

 

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◯ビリヤードキューの各部名称

*ほとんどのキューは2つに分割出来る

 

●上半分の細い方、「シャフト」

キューを真ん中で分割した時の上半分の細い方を「シャフト」、下半分の太い方を「バット」と言い、ともに木(メイプルなどの銘木)が原材料です。シャフトには、1本の棒材を削って成形した「ノーマルシャフト」と、複数の材木を張り合わせたり内部に特殊加工を施して性能を高めて作られた「ハイテクシャフト」があります。これら木製のシャフトは「消耗品」と言われています。日々のプレーで少しずつ木が摩耗したり、痩せたり枯れたりするので、性能・性質は新品時から徐々に変わっていきます。

*プレデターの様々なシャフト。手前の黒いものがカーボン製シャフトの『REVO』

 

近年では、カーボン繊維複合材を用いて作られたいわゆる「カーボンシャフト」も人気です。木製シャフトとは異なり、個体差がほぼなく、耐久性が高い点が特長です。

 

●下半分の太い方、「バット」

キューの下半分、様々な色や柄でデザインされている方を「バット」と言います。こういったバットのデザインは、主に安価なキューの場合は、プリントやデカル(シール)で出来ていますが、ある程度以上の価格帯のキューになると、異なる木材同士を組み合わて削ったり(ハギ)、ベースとなる木材に別の木材や金属・貝・樹脂などを埋め込んだり(インレイ)、木製家具のように時間と労力をかけて、職人の手作業、あるいは最先端の木工機械で作られています。また、シャフトと同じく、性能を高めるために内部に特殊加工を施しているバットもあります。


*先端から「タップ」―「座」―「先角」―「シャフト本体」。タップの天面には滑り止めとしてチョーク(青い部分)が塗られています

 

●シャフト先端部に付けられた「タップ」

ボール(手球)に触れる唯一の部分、「タップ」。タップは革製ないしは樹脂製で、その弾力性や反発力を活かして、手球を捉えて押し出す働きをしてくれます。タップは「先角」(さきづの)という緩衝材のような役割を果たす樹脂製のパーツの上に接着剤で取り付けられています。タップには様々なブランドがあり、取り替えることで、打感(ヒット時の感触)、ヒットサウンド、ボールの転がりやスピンのかかり具合などが変わります。

*ジョイント部。バット側にオスネジ、シャフト側にメスネジがあるのが一般的

 

●シャフトとバットを繋ぐ「ジョイント」

シャフトとバットはネジで固定するようになっていて、この結合部を「ジョイント」と言います。バット側のオスネジを「ジョイントピン」と言い、その多くが金属製ですが、種類(ネジ山の形状)は汎用規格のネジからメーカーのオリジナルピンまで様々。このため他社製品と互換性のないジョイントもあるので、キュー購入時や、シャフト交換時には注意が必要です。

*奥側が「革巻き」(レザーラップ)のグリップ部、手前側が「ノーラップ」のグリップ部

 

●手で握るところ、「グリップ」

バットの後ろ側、手で握る部分を「グリップ」と言います。このグリップ部の木材はやや細く削られていて(わずかに段差が付けられていて)、そこにリネン(糸)やレザー(革)などが巻かれています。リネンやレザーなどを巻かずに、木のまま仕上げているキューもあります。そういったキューを「ウッドハンドル」や「ノーラップ」などと言います。

 

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次回、これからビリヤードを始める人・始めたばかりの人に向けて、「その2」と題して、初めてのマイキューの選び方のポイントをお届けします。

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